2003年フインランド5日間大会はヘルシンキの北西50Kmの小さな町Loppiにエベント会場を置き
開催されました。ヘルシンキから車で30分足らず、近くにはヘルシンキへの通勤エリアの小都市
Riimakiがあり、大都市ヘルシンキのオリエンテリアの参加が多いと思われましたが、先週開催された
カイヌ大会に参加者が別れたこともあり3500人位の規模の大会になりましたがロシアやバルト諸国
からの参加者が多く国際色豊かな大会でした。
1日目と2日目の会場は30Km程北西のLahti−Turku 国道より入った大きな砂採集場の広場を会場
として開催されました、地形的には氷河が形成した砂地の連続した凹凸のある地形です何故大きな
丘の上にこんな凹地があちこちあるのか不思議でしたが、どうやら氷河期の終わり巨大な氷を呑み
込んだ砂等のデブリが堆積し、中の氷が溶けこのような不思議な地形になったと思われます、このような
地形はフインランド南部から中部にかけ各所に帯状に点在しているようです、この地形は我々が海岸
地帯でよく見かける砂防林のあるDuneとはちょっと違うようです。 30mを越す丘を登ると巨大な凹地が
いたるところに、凹地を避けルートを如何に取るか地図をしっかり読み込まないと登りと思っていた
コンターが下りだったりして思い込みによるミスも引き起こします、しかし全体に走りやすくスピードの
あるレースが楽しめます。
3−5日はLoppiの街から歩いて行けるところで、1箇所の会場で3日間大会を開催、テラインは地図を
少しずつオーバラップさせて使用、効率的大会でした、このようにテラインを充分にとれるフインランド
の大会ではカイヌ大会でも会場は1箇所テラインを全位方向に使用するのが一般的になっています。
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